Event・Seminar
【申込受付を終了しました】日吉キャンパス公開講座「際(きわ)」(全5日)開催のお知らせ
「際(きわ)」という一文字から何を連想されるでしょうか。人生を生きる上で、様々な「際」が存在し、それらを時に、或いは日々意識し、影響を受けているように感じられます。日本漢字能力検定協会が1995年から毎年発表しています「今年の漢字」一文字として「際」はまだないようですが、「際」を使った熟語は多く、国際、交際、学際、山際、窓際、壁際、往生際、際限、分際、間際、球際などがあり、また、波打ち際、際どい、散り際、土俵際といった使い方もあります。
「際」を英語のinter-に相当すると考えれば、international(国際)、interface (境界面)、interaction(相互作用)、intercept(妨害する)、intermediate(中間物)、interchange(置き換える)、interstellar(星間の)、interplanetary(惑星間の)など、「国際」のように日本語訳として「際」が使われているものもありますが、使われていない言葉であっても、その意味合いを感じ取ることができます。
2つのモノ・コトの「際」(或いは境界)が明確、連続的、はっきりしない場合など、「際」も色々です。そんな「際」にまつわる内容について、組織間や時代の変わり目、空間や立場の違い、学際的な分野などの、「際(きわ)を攻める、裾野を広げる、越境する」といったことに関連するエピソードを集め、皆様と共に考察できればと考えております。
2024年度日吉キャンパス公開講座は募集定員に達したため申込受付を終了しました。
〇各回とも➀13:00~14:30、②14:45〜16:15
〇会場:慶應義塾大学日吉キャンパス内
〇定員:350名 ※先着順受付。定員に達し次第締め切り
【スケジュール】(予定)
10/5(土)
挨拶(12:35~12:40) 奥田暁代 慶應義塾常任理事
趣旨説明(12:40~12:50) 寺沢和洋 慶應義塾大学医学部助教/日吉キャンパス公開講座運営委員長
①人生、再起動―石原裕次郎の流儀。そして、遺したもの―
増田 久雄 映画演劇プロデューサー・監督/作家
②データの破壊力─社会科学とデータサイエンスの際を考える─
清水 千弘 一橋大学ソーシャル・データサイエンス研究科教授
10/26(土)
①野球のチカラでアフリカと日本の未来を創る―エンジョイベースボールを国際協力に―
友成 晋也 一般財団法人アフリカ野球・ソフト振興機構(J-ABS)代表理事
②別れ際の経験と経験の別れ際―知識の構築について―
荒金 直人 慶應義塾大学理工学部准教授
11/2(土)
①「自己」と「非自己」の境界─生物学の視点から―
古川 亮平 慶應義塾大学文学部准教授
②「身寄りのない単身高齢者の住まい問題」を考える─クロスオーバーが解決への道─
伊部 尚子 (公財)日本賃貸住宅管理協会あんしん居住研究会委員
11/16(土)
①太陽系探査機のとばし方―重力圏の際を考える―
森本 睦子 慶應義塾大学法学部助教(日吉物理学教室)
②デザインで自分をブラッシュアップする時代─<デザインの民主化+生成AI>がもたらす可能性─
鈴木 一好 デザインコンサルタント兼クリエイティブディレクター
11/30(土)
①日中の境を超えた人、知識、言葉
山口 早苗 慶應義塾大学理工学部専任講師
②中国の際―どこからどこまでが中国なのか―
山下 一夫 慶應義塾大学理工学部教授
【注意事項】
■日吉図書館の利用
講座期間中、日吉図書館をご利用いただけますが、貸し出しおよび電子資料の利用はできません。
■体調不良等の自己都合による欠席
講座当日、明らかに体調の悪い(咳こんでいるなどの)場合は出席をお控えください。なお、体調不良等の自己都合により欠席した場合、受講料の返還は行いません。
■休講について
台風・大雪、災害等交通機関の運休などによる本講座の休講は、当日の午前10時30分までに決定します。
1.休講のご連絡
教養研究センターのホームページにてお知らせするとともに、受講申し込み時のメールアドレスに休講の旨メールをお送りします。
2.受講料の取扱い
休講分の受講料(1日分、1,600円)を返金させていただきます。なお、返金手数料は大学が負担します。
【お問い合わせ先】
慶應義塾大学教養研究センター
日吉キャンパス公開講座事務局(サンパートナーズ(株)内)
〒103-0003 東京都中央区日本橋横山町6-1 NBアネックス3F
Tel:03-6452-9582(電話での問い合わせは平日9:00~17:00)
E-mail:h-ext2024@adst.keio.ac.jp