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【HAPP企画】新入生歓迎行事/教養の一貫教育Vol.7 Voix/Voie 詩と音楽の交差するところ3 吉増剛造×檜垣智也×七里圭

吉増剛造氏は1960 年代から現在まで詩人として最先端を疾走し続けてきましたが、その創作活動は詩作にとどまらず、音楽・美術・映像・舞踏などさまざまな領域と切り結んで来ました。慶應義塾の学生にとって吉増剛造という第一級の詩人が発する言葉はきっと初めて目/耳にする言語であり、今まで用いてきた言語のあり方を再考し、受験等でひととおり学んできた約束事から逸脱する、より豊かな言語の可能性に触れる貴重な経験となるはずです。いったい詩人が日吉でどのような言葉を紡ぐのか、リモートによる〈トポス〉の懸隔の時代にあってどのように言葉を音楽と交響させるのか、それはポストコロナ時代の芸術を考えるにあたっても貴重な場となるはずです。

昨年は音楽家の大友良英氏と、一昨年は空間現代とコラボレーションを行いましたが、今年は吉増剛造氏と空間現代を主役とした映画『背』の監督・七里圭氏、アクースモニウムの世界的第一人者であり現代音楽の最先端を奔る作曲家の檜垣智也氏をお呼びします。吉増氏を主演にした今夏公開の映画『石巻ハ、ハジメテノ、紙ノ声、、、:reverse』、今年2 月に京都芸術劇場春秋座で行われた電子音響詩劇でも共作・共演されています。南三陸の木材を用いた3.11 の記憶を襞にもつ日吉協育ホールに場所を移して、詩と音楽と美術の切り結びから発生するアクチュアルな事件の〈場〉をわれわれは目撃することになります。

日時:
2023 年11 月1 日(水)15 時15 分~ 17 時15 分ごろ終演予定 
会場:
日吉協育ホール(慶應義塾高等学校日吉協育棟4 階)
講師:
○吉増剛造
1939 年東京生まれ。1957 年慶應義塾大学文学部入学。在学中に岡田隆彦、井上輝夫らと『三田詩人』に参加、詩誌『ドラムカン』創刊。1964 年処女詩集『出発』。
『黄金詩篇』(1970)で第1回高見順賞。『熱風 a thousand steps』(1979)で第17 回歴程賞。『オシリス、石ノ神』(1984)で第2回現代詩花椿賞。『螺旋歌』(1990)で第6回詩歌文学館賞。『「雪の島」あるいは「エミリーの幽霊」』(1998)で第49 回芸術選奨文部大臣賞。2003 年紫綬褒章。「詩の黄金の庭 吉増剛造展」(北海道立文学館/2008)。 『表紙 omote -gami』(2009)で第50 回毎日芸術賞。2013 年旭日小綬章、文化功労者、福生市民栄誉賞。2015 年日本芸術院賞、恩賜賞、日本芸術院会員。「声ノマ全身詩人吉増剛造展」(東京国立近代美術館/2016)。「涯テノ詩聲 詩人吉増剛造展」(松濤美術館/2018)。映画「幻を見るひと 京都の吉増剛造」が国際映画祭10 冠。七里圭監督作品『背』(2022)主演。『Voix』で第1 回西脇順三郎賞(2023)。第6回井上靖記念文化賞2(2023)。現在、『三田文學』理事長。

○七里圭
1967 年生まれ。劇場公開映画の監督デビューは『のんきな姉さん』(2004)。『眠り姫』(2007/サラウンドリマスター版2016)が代表作。建築家・鈴木了二との『DUBHOUSE』(2012)で国際的な評価を得る。この頃から、他ジャンルのアーチストとのコラボレーションも多くなり、「音から作る映画」プロジェクト(2014~2018)など実験的な映画制作、映像パフォーマンスを手掛けるようになる。2021 年には早稲田大学に開設された村上春樹ライブラリーのイメージ映像を監督。また『背 吉増剛造×空間現代』(2022)を劇場公開。さらに、オリジナル脚本による久々の劇映画も完成している。

○檜垣智也
作曲家・アクースモニスト。1974 年山口県生まれ。愛知県立芸術大学大学院修了。博士(芸術工学、九州大学)。ハーバード大学、ケルン大学、フランス国立視聴覚研究所音楽研究グループ、Futura 音楽祭等に数多くのコンサートや音楽祭に招待され、世界中のアクースモニウムを演奏する。第18 回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品(2014 年)、大阪文化祭奨励賞(2021 年)など受賞、入選多数。東海大学准教授、大阪芸術大学客員教授。
定員:
参加費:
無料
申込み:
不要
対象:
塾生・教職員
備考:

主催:慶應義塾大学教養研究センター日吉行事企画委員会(HAPP)

共催:慶應義塾高等学校(日吉協育プログラム)

協力:慶應義塾大学アート・センター

問い合わせ先:慶應義塾高等学校国語科 古川
mail : furukawa@hs.keio.ac.jp
コメント:
<開会挨拶>
小菅隼人(日本演劇学会会長・慶應義塾大学理工学部教授)
阿久澤武史(慶應義塾高等学校長)

<企画・司会>
古川晴彦(慶應義塾高等学校教諭・三田文學理事)
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