Event・Seminar
平家物語をめぐるオンライン公演
嚴島神社蔵「平家納経」ー平清盛とその魅力ー
慶應義塾大学教養研究センター日吉行事企画委員会(HAPP)の新入生歓迎行事として5/22にオンライン講演を開催いたします。
平家納経(国宝、広島・嚴島神社蔵)は、平安時代末期に平清盛(1118~1181)が嚴島神社に奉納した経巻です。『法華経』28巻と、『無量義経』『観普賢経』『阿弥陀経』『般若心経』、平清盛筆「願文」を合わせて全33巻あります。ほとんど全巻にわたって染紙に金銀箔が散らされており、箔押し、版木による雲母摺りもあり、金銀泥や群青緑青を使った極彩色の下絵が施され、中には十二単衣姿で引目鉤鼻の平安女性が描かれた巻もあります。また、題箋や八双、軸首には繊細な文様が彫刻された金銀、水晶、ガラス細工が使われています。そして、その装飾の上に、清盛や弟の平頼盛、当時の能書(書の巧みな人)や経師(お経を書く職業の人)が経文・本文を揮毫しています。以上のように平家納経は、隅から隅まで絢爛豪華に荘厳された、装飾経の代表作といえます。平家納経を奉納した平清盛と当時の歴史的背景をご紹介するとともに、これほどの宝物を一巻も欠くことなく現代まで伝えた嚴島神社と宮島の歴史に触れながら、平家納経の魅力に迫ります。
〈触れる予定の章段〉「大塔建立」・「嚴島次第事」(長門本より)・「卒塔婆流」
詳細:http://user.keio.ac.jp/~sakura/heike/
★要事前申込:http://user.keio.ac.jp/~sakura/heike/
(〆切 2021年5月21日(金)17時)
★要事前申込:http://user.keio.ac.jp/~sakura/heike/
(〆切 2021年5月21日(金)17時)
■主催:慶應義塾大学教養研究センター日吉行事企画委員会(HAPP)
■企画/運営:津田真弓(経済学部教授)・日本文化研究会
■協力:慶應義塾大学アート・センター
■お問合せ先:http://user.keio.ac.jp/~sakura/heike/