教養研究センター実験授業
教養研究センターは、時代と社会の変化に対応できる総合的な教育モデルの創出をめざしています。そのひとつとして実験授業を開講し、その手法や成果を広く社会に発信し既存の教養教育にかかわるカリキュラムの改善を目的としてさまざまな「実験授業」を展開しています。また、実験授業の受講者はその科目、テーマに高い関心と意欲ある学生を募って授業を実施しています。 現在の教養研究センター設置科目はいずれも実験授業のプロセスを経て教育内容、教育手法としての質を確保したうえで正規授業として開講しています。
学生論文コンテスト
2012年に教養研究センターは設立10年を記念して、学部1・2年生を対象に「学生論文コンテスト」を開催することにしました。このコンテストの特長は、単に論文を募集、審査するだけでなく、募集期間中に“論文の書き方のセミナーの開催”、“論文の書き方の推薦図書の紹介”、“学習相談員による論文の書き方の相談”を立体的に行い、書くことの大切さや、学ぶことの面白さを啓蒙するためのキャンペーンとして実施するところにあります。学生の自主性を前提とした学びの場を創り、意欲ある学生を育てることへの新たな試みでもあります。
庄内セミナー
山形県鶴岡市にある慶應義塾鶴岡タウンキャンパスを拠点として2008年度に「鶴岡セミナー」を、09、10年度には「庄内セミナー」を開催しました。目的は「教養力」すなわち「自立・自律力」と「社交力」の涵養を通した「教養」の基礎体力作りにあります。大学キャンパスの外に学びの場を置き、さまざまな体験をすることによって、座学とは異なる「頭と心と身体」の統合された学びをめざしています。
エディティング・スキルズ
エディティング・スキルズは「本づくり」の企画、取材、執筆、造本、さらに流通にいたる行程を体験的に学びます。その中で、学生が掲載すべき記事に対し一種の批評を行い、さらにはそれを相手に理解できるように表現して編集することで、批判的で説得力のある総合的な言語力を養うことを目的としたプログラムです。